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Posted by 滋賀咲くブログ at

2014年06月23日

食の街札幌からうまれた名物 味噌ラーメン、ジンギスカン、スープカレー

札幌市は、ラーメン、ジンギスカン、スープカレーのルーツとして有名である。味噌ラーメンは太めのコシの強い縮れ麺と豚骨ベースの濃い味噌味が有名である。そして北海道という寒冷な気候のせいか、脂分が多く熱々でこってりしたスープが好まれる。また、味噌ラーメンは札幌の名物であり、札幌が発祥の地でもある。1955年、札幌ラーメン横丁というラーメン屋が立ち並ぶところでラーメン屋をしていた「味の三平」というラーメン屋が始まりとされている。お客さんの注文で味噌汁(豚汁)にラーメンの麺を入れてみたところ、これがけっこうな美味しさだったので、定番化されたことが起源だ。それから、「すみれ」というラーメン屋がは新横浜ラーメン博物館で一躍注目をあび、札幌味噌ラーメンの名前を一気に全国区まで引き上げ、ご当地ラーメンと呼ばれるにいたった。これにより、ご当地ラーメンという表現が浸透した。さて、50年あまりの長い歴史をもつ味噌ラーメンだが、札幌に訪れた時、または地元の人にもオススメしたいところが「らーめん共和国」と「札幌ラーメン横丁」である。「らーめん共和国」は、2004年にJR札幌駅直結のビルにオープンしたラーメンフードテーマパークである。ここには、札幌の有名店と全道の有名ラーメン店も、あるのでオススメである。ほかにも、先ほど記した札幌に昔から存在する名店が集まる札幌ラーメン横丁も、むかしながらの味噌ラーメンを楽しむことができるため、オススメである。

北海道でのジンギスカンの起源は、もともとは、1918年に軍服用として羊毛を生産するために羊を道内で羊の飼育が始められた。それまでは羊毛を輸入していたが、それが戦時下において不可能になり、国内で生産することになった。それに乗じて、手に入りやすい羊を有効活用して、北海道版羊肉料理が誕生したというのが北海道でのジンギスカンのはじまりである。また、羊の飼育が始められた場所が札幌市の月寒と滝川という場所である。この二つの地域でそれぞれ月寒ではじんぎすかんクラブ、澄川では松尾ジンギスカンという店がオープンした。じんぎすかんクラブが北海道初のジンギスカン専門店であった。いまでもこの2つの店は炉の有名店として営業を続けている。

 スープカレーとは、簡単に言えばサラサラとしたスープタイプのカレーのことで、コレといった定義はないが、スープの旨味とコク、スパイスの香りと辛さを楽しむカレーになっている。スープカレーの起源は1971年に札幌市の喫茶店「アジャンタ」が発売した薬膳カリィがオリジナルとされる。その二年後に「マジックスパイス」がそれにソトアヤムというインドネシア料理のエッセンスを加えて「スープカレー」と名付けて売りだしたところ、行列ができるほどの人気店となり、注目された。2002年にはスープカレー店が同市に200店以上も乱立し、スープカレーブームが起こった。2003年、「横浜カレーミュージアム」というイベントにマジックスパイスが出店したことにより、スープカレーが全国的に知られるようになった。

 このように札幌のグルメを知名度のある順に述べてきた。これらは札幌の歴史と職人の試行錯誤によって生み出されてきたものである。みそラーメン、ジンギスカン、スープカレーの店を訪れる客層は子供からお年寄りまで幅広い。地元のお客さんに加えて多くの観光客が含まれ、札幌の街をにぎわせている。

ラーメン共和国

ラーメン共和国


札幌味噌ラーメン

札幌味噌ラーメン


じんぎすかんクラブ

じんぎすかんクラブ


じんぎすかんクラブでいまも飼われている羊たち

じんぎすかんクラブでいまも飼われている羊たち


スープカレー

スープカレー



地図はこちら



1985年の札幌市
1985年5月24日の札幌市        
                国土地理院の基盤地図情報を使った

2008年の札幌市
2008年9月25日の札幌市
                国土地理院の基盤地図情報を使った


                     ①都市計画図
参考文献①http://www.city.sapporo.jp/keikaku/download/documents/04-4_1.pdf


                     ②土地利用構想図
参考文献②http://www.city.sapporo.jp/keikaku/partnership/naebo/guide.html




  

Posted by コダマ at 17:18Comments(0)